テキサス留学(続き)

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テキサス留学の続きです・・・・


馬といかにして仲良くなるか〜そんな事がどう子育てに関わってくるのか。実際私も行ってみて「はい、こうですね!」なんて即答はでなくて、じんわり温泉効果のようにきいてきている感じなのです。

いや、別に馬でなくたって、テキサスでなくたって、同じようなマインドを得る機会は他にも沢山あると思うんです。マインドだから、タイミング的に他の手段を持っている方はそれはそれで可能でしょう。スポーツや趣味で頑張っていればおのずと会得出来る方も多いと思います。私と息子の場合はそう言う体験場がたまたま今までなくて、今回たまたまテキサスで馬だった、というだけです。息子は自然と動植物が大好きなので、スポーツは苦手だけど、自然がからむと動けます・・・私も同じ。だからそこにシフトしたみただけなんです。


スピリテッドとかスピリチュアルとかというと、ちょっとあちらの精神世界のような霊魂とか・・・・ん〜〜なんとなく“貴方の知らない世界〜”的なものをイメージする方もいらっしゃるかかも知れませんが、今回のものはそれとは違って、もっと心根とか精神鍛錬に近い感じかも・・・上手く言えませんが039.gif

なぜにこんなことを長々書いているかと申しますと、“なぜにテキサスなのか?”と問われたときに“○○だから〜”とハッキリ言えなくて困ったので、ちょっとここらで考えをまとめておこうかと思ったからでございます。



震災以前より、個人的に色々失敗したことから学んでいたため、息子には自分の好きなこと、得意な事をしながら、世の中に役に立つ人になって幸福感を得て欲しいなと思うようになりました。とはいえ、我欲をすてて、世の中のために・・・なんて事はキレイ事で正論ではあるけど実際、“勝負ありの世の中”ではちょっと世捨て人だよな〜と思う事もままあり、やっぱり子どもにはそれなりの学力付けて貰って、出来れば有名な学校に入って、世間体の良い職について・・・などと考えていました。

でもね、震災後ちょっと意識が変わってきたんですね。本人が本当に幸せと感じるものはなんぞやと。不変的な幸福感ってなんぞやと。世間ってなんぞやと。




私は出身が兵庫で、育ったのも兵庫、大人になって上京してきて、今は千葉。今のところこの土地にしがみつく理由はない・・・。あったとしたら主人の仕事の事ぐらい。(まぁ、勿論重要ではありますが)震災後ちょっと関西に避難していたんですが、そこでもまたアタマの中がぐるぐる・・・。しがみつく理由はないけど、かといって関西に移住していいのかどうかもよくわからない。(震災後放射能汚染から避難しようかどうしようかと思っていたんで)考えると自分都合な思考ばっかりが出てくるんです。その割には自分に自信が無くて行動に直結しない・・・。もう下手な考え脳味噌ぐるぐるでした・・・。

一段落してからも、子どもにも中学受験向けの勉強させていたかと思うと、いやいや違うとなって、英語にシフト、それも中途半端なまま、地頭よくする勉強にシフト・・・どっちいくねん、って感じになっていました。親が迷うと子どもはもっと迷うんですね。どれもつまんない・・・って言っていました015.gif

で、テキサス留学の具体的な募集がきて、今かも・・・と思ったわけです。ちょっと母としてもチャレンジすることが無くなってきていたので、とにかく集中して挑戦し、息子に“自立できるよう”なんて躾している割には普段から他力本願な私なので、そこはサバイバル精神のほんのひとかけらでも見せておかねば・・・そう思い参加しました。



そして実際テキサスでは何を行ったのか・・・。
このテキサス留学は親子で行くので、それぞれ親&子ども達なのですが、行動は基本的に親は大人の馬セミナー、子どもは子ども馬セミナーとあり、大人タイムの時には子ども達はサマーキャンプに行くか、その辺で遊び、逆に子どもタイムの時には大人は家事雑用買い出しなどなど・・・でした。

日中はものすご〜く暑い058.gifので、乗馬ではなく馬の世話やラウンドペンで馬とコミュニケーションをとります。

このコミュニケーションを取るというのが実はとても重要且つ難儀で、ぼ〜っと立っているように見える馬も、実はものスンゴイ神経を尖らせてこちらを観察しているので、初心者の私なんかが近づくと、触らせてくれるどころか、半径20m以内には近寄らせてくれません。勿論ちょっとしたテクニックも無くはないのですが、それよりもどうやっても、もうなんか馬に近寄る前から拒否されている感じなんです・・これが。。。で、せっかちな私が業を煮やしてつい〜と近づいたときには、駈けだしてしまいました。

そうこうしながらも、馬舎の掃除をしたり馬の手入れをしたりしつつ、慣れていき、グラウンドワークという、乗馬はしないで馬をコントロールする練習をします。馬にかけているロープを左右あるいは上下に操って、馬を右に何歩、左に何歩、後に何歩か歩かせる、S字に歩かせる、そういった練習をします。

ロープがあるならそれを右左でいいのではないか?って思いますが、そうではなくて馬の意志で動かすんです。こちらはきっかけとして合図を送るぐらいに制御するんですが、これが難しい・・・。お手本のようにはち〜〜〜〜とも行かず、馬も『めんどくさ〜〜』ってな顔をしているように思えてきます。ぐずん。。。007.gif

押して、引いて、やってみてやらせてみて、褒めて、図に乗ったら戒める・・・・。私はこれらがなかなか出来ませんでした。ぴしっとした線が引けない・・・。ダメなものはダメと言えず(伝えられず)、『あれ?ちょっと〜あ〜でもま〜いいか〜』なんて言ってそうな感じです。

本当はグラウンドのあの辺に行くはずが、ちょい手前でも、大きく外れてないからま〜いいかな〜と思ってしまう。すると馬はちょっとズルをする。もう一回ま〜いいか、って思うと馬はさらにズルをして・・・。オスはまだそれでもちょっと遠慮があるようなのですが、メスは最初は良い子チャンで振る舞ってるけど、ちょっとスキのあるところを見せてしまうと、いつのまにかかなり私に迫ってきていたりするんです。これって実はなついているんではなく、ポジションを奪おうとしているんですって。

だからそれをも許してしまうともう次からは全く言うことを聞かなくなってしまいます。乗っ取られ完了〜〜〜〜。ひょえ〜〜〜008.gif恐るべし女の性(さが)!!!
それから、行かせたい場所に自分の意識をフォーカスしていないと、馬は小手先の動きだけでは判断できなくて迷い、結局違う解釈をしてしまいます。それは馬が悪いのではなくて、動かしている人の責任ですよね。でもそこに気付かずにいると、『もう〜ちゃんと教えてんのに、何でやってくれないの!』ってなってしまいます。


で、結局何を学んだか・・・
私はあまり意識していなかったんですが、実はこういうところあるんですね。押したり引いたりのバランスが上手く出来ない・・・。子育てにおいても同じなんです。子どもが小さい頃はまだしも、ちょっと大きくなってびしっと線を引かなければ行けないのに、自分がしんどくなるとま〜いいか〜ってなるところ・・・。子ども主体で引いてよし、とするのではなく自分主体で諦める・・・。普段の子育ての場ではここまで顕著にでなかったり、言葉という逃げ場があるので、論破して子どもを負かせて、それで良しとしてしまっている・・・。
とそんなことを気付かされたのです。

そして、これらは子どもにもそのまま反映されます。子は親の鏡・・・。前記事の【息子のキャパシティー】でも書いたのですが、息子が他人との距離感を上手く調整できず、自分の道理を押しつけて失敗してしまうところは表現の違いこそあれど、根は同じ所にあるんです。息子は押しのエネルギーが、私は引きのエネルギーが強く出やすい・・・そんなところでしょうか。

家にいると日常の仕事や雑務に追われ、自分を見つめる機会を失ってしまいますが、テキサスに行ったことにより、脳内がグルグルしていた部分がさっと整理される・・・まではいきませんが、自分の盲点を整理することが出来ました。狭い範囲の知識や知恵だけで考えるのではなく、直感やエンパシーを感じて行動したいと思うようになってきました。そのためには感じたものに素直になってみよう、そして子どもの未来を大きな視野で捉えておこうと思いました。



今年もテキサス親子留学やるのかな〜と思っていたところ、最近になって、もしかしたら今年はやらないかも・・・という記事がありました。
詳しくはこちらの記事に書いてあるので割愛しますが、あ〜そう言う考えもあるんですね〜と思いつつ、体験は体験で素晴らしいので、機会があれば是非テキサスへ〜。
馬のセミナー受けずともこの広大な大地(日本のほぼ2倍の面積!)に行くだけでも〜〜〜〜。なんて。




雄大な空と馬・・・大好き!

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by taaachen | 2012-05-04 15:38 | 学び
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